原の辻遺跡 (はるのつじいせき)

HARUNOTSUJIISEKI

観光情報

島の南東部に西から流れて東海岸にそそぐ幡鉾川(はたほこがわ)がある。川の流域は深江田原(ふかえたばる)という地名の平野が広がっており、この平野に南から突き出た台地に原の辻遺跡はある。遺跡は大正時代から注目され、研究誌に度々紹介されていたが、本格的に発掘調査が始まったのは戦後からとなる。1993年、台地の周辺部に弥生時代前期から後期の溝状遺構が見つかり、三重の大規模な環濠集落跡であることが確認され、過去の調査に基づき、原の辻は魏志倭人伝に記述のある「一支国(いきこく)」の中心地であると認定された。遺跡からは環濠のほかに日本最古の木製の盾や銅製の矢じり、住居跡に加え、他国との交易によってもたらされた様々な地域の土器や中国の貨幣、三翼鏃(さんよくぞく)が出土。日本で唯一といわれる人面石やココヤシで作った笛など珍しいものもある。弥生時代の遺跡で国指定の特別史跡に指定されているのは登呂遺跡(静岡県)、吉野ヶ里遺跡(佐賀県)に並びここだけであるが、一国として資料に残っているのは大変珍しい場所といえる。現在、出土品の多くは遺跡を見下ろす場所に建つ、一支国博物館に展示されている。


住所 壱岐市芦辺町深江鶴亀触1092-1
文化財 特別史跡(国指定)
設備 駐車場/あり
トイレ/あり


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